3年ぶり遠泳に集落沸く 地域住民も応援 住用町・市小中

2020年07月27日

子ども・教育

保護者の伴泳でゴールを目指す児童=26日、奄美市住用町

保護者の伴泳でゴールを目指す児童=26日、奄美市住用町

 奄美市住用町の市小中学校(谷山弘毅校長、児童生徒9人)は26日、PTA主催の遠泳大会を開いた。泳力に合わせ、150メートル、300メートル、1キロのコースにそれぞれ挑戦。地域住民もチヂン(太鼓)をたたいて応援し、集落挙げてのイベントに盛り上がった。

 

 同校の恒例行事で28回目。台風の影響で中止が続き、3年ぶりの開催となった。今回は▽砂浜から約200メートル沖の離岸堤防前からスタート▽離岸堤防内を1周▽近くのトビラ島を1周│の3組に分かれた。

 

 午前10時ごろから距離別に順次スタート。途中、雨に降られながらも海岸や監視船から飛ぶ声援と保護者の伴泳に励まされ、全員が無事に完泳した。

 

 約300メートルの離岸堤防内1周コースに挑戦した4年生の中村海莉さん(10)は「サンゴが不気味で少し怖かった。波に流されて大変だったけど楽しかった。来年は離岸堤防1周のコースを泳いでみたい」と話した。