コロナ以前の8割に回復 関東・関西から来訪急増 22年入り込み・入域客 奄美群島
2023年03月31日
政治・行政
県大島支庁は27日、2022年の奄美群島への入り込み・入域客数を発表した。入り込み客は68万5944人で前年比12万9228人(23・2%)増、入域客は53万6220人で同11万8880人(28・5%)増。20年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で低迷していたが、22年は過去最多を記録した19年比で8割ほどまで回復。関東・関西からの入域客が大きく増加した。
入り込み客は、奄美群島外から奄美各島に入った人(入域客)と群島内で移動した人の合算。入り込み客は19年に過去最多89万1351人を記録した後、20、21年はコロナ禍で50万人台と低迷した。22年は国や県の観光需要喚起策「全国旅行支援」「今こそ鹿児島の旅」の効果などで増加したとみられる。
島別の入り込み客は奄美大島41万4798人(前年比25・2%増)、喜界島4万3772人(同13・7%増)、徳之島10万9914人(同20・9%増)、沖永良部島6万5845人(同18・1%増)、与論島5万1615人(同28・6%増)だった。
入域客を出発地別でみると、鹿児島30万8069人(前年比19・5%増)、関東8万3456人(同45・0%増)、関西7万2861人(同49・2%増)、沖縄5万2374人(同39・7%増)、福岡1万8320人(同20・7%増)だった。