三反園知事、自然遺産登録へ全力
2019年01月18日
政治・行政
三反園訓知事は17日の定例記者会見で、国が2020年の実現を目指す奄美・沖縄4島の世界自然遺産登録に関連して「国や地元市町村、沖縄県、関係団体などと連携を取りながら、遺産価値の維持や環境の保全と利用の両立、地域の機運醸成などを進める。全力で取り組む」と述べ、登録実現に向けた県の姿勢を重ねて示した。
外務省で同日、国の世界遺産条約関係省庁連絡会議が開かれたことを踏まえ、県の取り組みに関する記者の質問に答えた。
三反園知事は、県の役割について「国際自然保護連合(IUCN)が2018年5月に登録延期を勧告した際に指摘した課題に対応し、必ず登録されるよう独自の取り組みを進める」と述べた。
さらに、20年の東京オリンピック、かごしま国体開催に伴う外国人観光客の増加を期待して「より奄美を世界中の人々に知ってもらえるのではないか。県としても積極的にPRに取り組む」と述べ、勧告に伴う自然遺産登録実現までのスケジュールずれ込みが影響しないよう県の観光戦略に取り組むとした。