亀徳港岸壁の延伸改修を採択 徳之島3カ町議員大会
2019年02月15日
政治・行政
2018年度徳之島三カ町議会議員大会(同連絡協議会主催)が14日、天城町防災センターであった。3町の議会議員、事務局職員、町長ら約60人が出席。3町議会の提案議題「亀徳港(旧港)岸壁の10万㌧級バースへの延伸改修」の要望を採択し、奄美群島市町村議会議員大会(5月、龍郷町)への提出を決めた。
亀徳港は現在、物流拠点港として主に貨物船が利用しているが、「岸壁を沖へ450㍍延伸しても水深が15㍍以上あり、10万㌧級の大型観光クルーズ船が寄港可能なバースになりうる」と指摘。岸壁の延伸改修で「クルーズ観光客の増加が地域経済の活性化につながり、徳之島の自然や文化を世界に発信できる」と提案した。
国土交通省の基準では10万㌧級の船が寄港する場合、港近くにある防波堤間の距離が360㍍以上離れている必要がある。提案議題について禧久伸一郎県議は「亀徳港沖に設置している2カ所の防波堤間の幅は150㍍しかないが、クルーズ船が寄港できる港の必要性は感じている。港湾整備について県にも強く要望していきたい」などと述べた。
大会後の研修会では、徳之島3町の地域おこし協力隊がこれまでの活動や今後の活動予定について講演した。