奄振審議会が徳之島視察

2018年11月20日

政治・行政

世界自然遺産候補地近くの林道を視察する奄美群島振興開発審議会の委員ら=19日、天城町三京

世界自然遺産候補地近くの林道を視察する奄美群島振興開発審議会の委員ら=19日、天城町三京

 奄美群島振興開発審議会(会長・原口泉志學館大学教授、委員11人)の徳之島視察が19日から2日間の日程で始まった。原口会長ら委員4人が来島。世界自然遺産登録候補地近くの林道や台風24号で被災したほ場、港湾施設など5カ所を視察し、自然保護対策や台風被害の現状などを確認した。

 

 同審議会は奄美群島の振興開発に関する重要事項を調査・審議する目的で国交省に設置され、国交、総務、農水の各大臣に意見を申し出ることができる。

 

 視察には国交省と県大島支庁徳之島事務所の職員らが同行した。天城、伊仙両町の役場職員の案内で、天城町の徳之島ダムと三京林道、伊仙町の高潮被害にあったほ場、鹿浦港、なくさみ館を訪問。伊仙町ほーらい館ではNPO法人徳之島虹の会が行っている野生化した猫(ノネコ)の捕獲や希少野生動物のロードキル未然防止などの取り組み状況を聞き取った。

 

 視察2日目は徳之島町総合食品加工センター「美農里館」や金見崎ソテツトンネル、天城町の町防災センターなどを巡る予定。