奄美市で新たに1人 県全体は26人 新型コロナ

2021年05月27日

政治・行政

 【鹿児島総局】県と鹿児島市は26日、新たに26人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。このうち1人は、奄美在住の感染者は奄美市の10代男性で、宿泊療養中。他に奄美在住の感染者の発表はなかった。

 

 男性は、19日に感染が発表された同市在住の男性の濃厚接触者。18日にPCR検査を受けて陰性と診断されたが、25日に発熱や倦怠感などを発症。同日の再検査で陽性が確認された。26日現在、発熱と倦怠感が続いているという。

 

 県が把握している濃厚接触者は親族2人で、いずれも陰性が確認された。

 

 また、鹿児島市は26日、同市在住の新型コロナ感染者1人の死亡を発表。遺族の意向により、年代、性別、死因などは非公表としている。県内で死亡した感染者は30人となった。

 

 県内の感染者数は26日現在、累計で3203人。25日現在、204人が医療機関に入院し、136人が宿泊療養、7人が自宅待機中。重症者は2人で、酸素投与が必要な中等症者は54人。

 

 25日現在、県が4段階で設定した警戒基準(ステージ)の判断指標のうち、最大確保病床占有率は51・4%で、依然として「ステージ4」(感染者爆発的拡大)の水準のままとなっている。