2026年4月開園へ 工事の安全を祈願 住用地区認定こども園

2025年02月27日

政治・行政

住用地区新設認定こども園のイメージ(外観色合いは検討中、奄美市住用総合支所提供)

奄美市が進めている住用地区新設認定こども園整備事業の安全祈願祭が26日、同市住用町摺勝の建設予定地であった。市職員、市議、施工事業者、住民代表ら約60人が出席。来年4月の開園に向けて工事の安全を祈願した。3月に着工し、工期は来年2月末までの約1年間。

 

地鎮の儀を執り行う安田壮平市長=26日、奄美市住用町

老朽化が進む東城、住用、市の3へき地保育所(市は20年度から休所中)を、新設するこども園に集約する。幼保連携型認定こども園で0~5歳児が対象。定員は40人。

建設場所は、「三太郎の里」後背の市有地。敷地面積は3226・8平方メートル。施設は鉄筋コンクリート造り平屋で延べ床面積786・5平方メートル。

 

一部の部屋は天井を高くし、そこに高窓を設けて自然の光を多く室内に取り入れる。また内装に奄美産・県産木材を取り入れるなど、自然のぬくもりが感じられる造りとなっている。

 

設計と施工、遊具などの備品選定、外構工事などを含む総事業費は約6億1300万円。発注は設計・施工一括発注(デザインビルド)方式で行い、衛藤中山・重信・竹山・中村特定建設工事共同事業体と契約を結んだ。

 

神事後にあいさつした安田壮平市長は「子どもたちに愛され、地域に親しまれる素晴らしい施設となることを心から願っている」と期待を寄せた。