さらなる発展誓う 徳之島町、町制施行60周年記念式典

2018年10月21日

政治・行政

 

功労者表彰などを行い、さらなる発展を誓った徳之島町制施行60周年記念式典=20日、徳之島町亀津

功労者表彰などを行い、さらなる発展を誓った徳之島町制施行60周年記念式典=20日、徳之島町亀津

徳之島町の町制施行60周年記念式典が20日、町文化会館であった。島外在住の出身者を含め町内外から約600人が出席。60年の歩みを振り返りつつ節目を祝い、さらなる町勢発展への誓いを新たにした。徳之島町は1958(昭和33)年、亀津町と東天城村が合併して発足。2015年国勢調査人口は1万1160人。

 

 式典で高岡秀規町長は町勢発展に貢献した先人に感謝の意を表した上で、「60周年を節目に私たち自身が本町の価値を自覚して誇りを持つとともに、先人たちから受け継いできた豊かな故郷を次の世代に向けて守り育て、より輝く地域となるよう心を一つにして町勢発展に取り組む」と抱負を述べた。

 

 来賓で金子万寿夫衆院議員、三反園訓知事、禧久伸一郎県議があいさつ。金子氏は「先輩たちから引き継いだ宝の島を次の時代に引き継ぐのは今を生きる私たちの歴史的な使命。町が進めるまちづくりの方向性を共有しながら、住民がそれぞれの立場で頑張ってほしい」と町の発展に期待を寄せた。

 

 60周年記念で募集した町内小中学生の作文コンクール優秀作品受賞者の表彰に続き、町勢発展に功労のあった15団体・59人に表彰状や感謝状を贈呈した。

 

 式典に続き記念コンサートがあった。島内の小中高校生と一般の吹奏楽団体、南西航空音楽隊による演奏があり、最後は来場者全員で「ふるさと」を合唱した。

 

 会場を町体育センターに移して行われた祝賀会では、島唄や踊り、徳之島闘牛太鼓の演舞、同町出身のミュージシャン安田竜馬さんのライブなどがあった。