与論町役場新庁舎が完成 1月6日開庁へ

2019年12月29日

政治・行政

与論町新庁舎=27日、与論町茶花

与論町新庁舎=27日、与論町茶花

 昨年12月に着工した与論町役場新庁舎建築工事は今月16日に完了し、職員による引越し作業は大詰めを迎えている。来年の仕事始めとなる1月6日が開庁日で、同日は落成記念式典や祝賀会も開かれる。

 

 新庁舎の位置は茶花の旧町立診療所跡地で、保健センターの隣。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積1999平方メートル。本体建築と駐車場などの外溝工事、書庫、車庫の建築工事、カウンターなどの備品購入を含んだ総事業費は8億5917万円。

 

 引越し作業は20日以降、各課で順次、実施。公務員の仕事納めとなった27日も、ほとんどの職員が新庁舎への荷物の運び入れや、パソコンなど機器類の取り付けなど、年明けからの業務開始に向けて作業に追われた。一部の課では28日も作業を継続。29日までに完了させる予定。

 

 山元宗町長は「元号が変わった節目の年に新庁舎が完成し、役場職員の出産、結婚などめでたい出来事も多い記憶に残る年だった。来年から新庁舎での業務も始まるが、町民に親しまれ、信頼され、期待される役場を目指し職員一丸で頑張っていきたい」と話した。

 

 同課によると婚姻、出産、死亡の届け出など年末年始の窓口対応は、1月1日午前8時半以降は新庁舎。それ以前は仮庁舎での対応となる。6日は午後3時から新庁舎前で落成記念式典、その後、同4時から同所で消防出初め式を開催。同6時半から砂美地来館で記念祝賀会がある。

vパソコン機器の取り付けや資料整理など、引越し作業に追われる職員ら=27日、与論町茶花

パソコン機器の取り付けや資料整理など、引越し作業に追われる職員ら=27日、与論町茶花