伊地知町長が勇退表明 和泊町

2020年12月17日

政治・行政

今期で勇退することを表明した和泊町の伊地知実利町長=16日、町議会議場

今期で勇退することを表明した和泊町の伊地知実利町長=16日、町議会議場

 和泊町の伊地知実利町長(77)は16日、任期満了(2021年7月13日)に伴う次期町長選に立候補せず、今期で勇退する意向を表明した。町議会で、進退を問う池田正一議員(53)の一般質問に対し「去就について後援会や関係者と相談しながら熟慮を重ね、今期をもって本職を退任することにした」と答えた。

 

 伊地知町長は産業振興や生活基盤整備、総合振興計画策定など4期の取り組みを振り返り、「これまでの支援に感謝とお礼を申し上げる。残りの任期もしっかりと町政の推進に努め、町民の福祉向上のために精いっぱい努力していく」と述べた。

 

 議会後に会見し「第6次総合振興計画で今後10年の道筋は示した。町がさらに飛躍していくためには若いリーダーを選び、町政に新しい風を吹き込むことも必要だと思い、今期での退任を決めた。次の町長には、激しく変動する時代を若さと情熱をもって積極的に行動するリーダーを望む」と語った。

 

 伊地知町長は町総務課長、町商工会事務局長などを経て05年に初当選し、現在4期目。県立沖永良部高校卒。喜美留。