奄美まつり、4年ぶり開催 舟こぎ、パレード、八月踊りも 協賛会総会

2023年04月29日

政治・行政

第60回「奄美まつり」の実施計画などを決めた協賛会の総会=28日、奄美市名瀬

奄美まつり協賛会(会長・安田壮平奄美市長)の2023年度総会が28日、市役所会議室であり、第60回「奄美まつり」を8月4、5、6日に開催すると決めた。新型コロナの影響で過去3年間は祭りを中止したり、花火大会のみを実施したりしていた。舟こぎ競争、パレード、八月踊りなどの開催は4年ぶり。会議出席者から「人が集まり、にぎわう祭りにしよう」と、久しぶりの3日間イベントに張り切る声が聞かれた。

 

花火大会は4日午後8時から名瀬商港区で開催。1時間で約3千発を打ち上げる予定。市内事業者を対象にした寄付金集めは6~7月に行う。目標額は1千万円。

 

5日は日中に名瀬港(佐大熊地区)で舟こぎ競争、夜は屋仁川通りなどで八月踊りを行う。6日は午前9時から名瀬中学校でMBC奄美やちゃ坊相撲大会、午後4時から中心市街地でパレードを実施。これに先立ち、かごしま国体の炬火(きょか)リレーも予定されている。

 

舟こぎ競争、八月踊り、パレードへの参加チームの募集開始は6月中旬ごろの予定。例年、花火大会の前日にあった「シマあすびの夕べ」(南海日日新聞社主催)は中止となった。

 

安田市長は「地元住民、出身者、観光客が一体となり、経済の活性化や文化の振興、そして人々の交流による気持ちの一体化が生み出せる祭りにしていければ」と話した。

 

市によると、今年は笠利、住用両地区の祭りも通常開催を予定。あやまる祭りは8月13日、三太郎まつりは今後日程が決まる。