新診療所建設で地鎮祭 来年9月末完成目指す 宇検村

2023年12月09日

政治・行政

新診療所完成イメージ図(宇検村提供)

老朽化などに伴い建て替えられる国民健康保険宇検診療所の地鎮祭が8日、宇検村湯湾の同診療所駐車場部分の建設地であった。役場職員や建設関係者ら約20人が出席し、工事の安全を祈願した。2024年9月末の完成を予定している。

 

現診療所は1979年に建設され、築40年以上が経過し、建物の老朽化やバリアフリーの未対応から建て替えが行われる。新診療所は鉄筋2階建て、延べ床面積416平方メートル。1階に医科と歯科を併設し、2階にスタッフルームなどを整備する。

 

地盤改良工事後に建築本体に着手し、24年10月の開院を目指す。開院後、現診療所の解体と駐車場整備を進め、25年3月末の完工を見込む。建設事業費は総額4億5698万8千円。

 

地鎮祭では、元山公知村長や鬼塚設計の鬼塚清正代表取締役、松元組の松元利道代表取締役がくわ入れの儀を執り行い、つつがない竣工(しゅんこう)を祈った。

 

神事後、元山村長が「診療所の建設は村民の夢であり、幸せな暮らしに欠かせないもの。診療所の充実により、地域医療ニーズにマッチした医療提供につなげていきたい」とあいさつした。

地鎮祭で工事の安全を祈願する元山公知村長(右から2人目)ら=8日、宇検村