新議員52人に当選証書 「町村民の代表」決意新た 奄美群島5町村議選

2020年09月01日

政治・行政

与論町議選で最多得票当選を果たし、当選証書を付与される原栄徳氏=31日、与論町役場

与論町議選で最多得票当選を果たし、当選証書を付与される原栄徳氏=31日、与論町役場

 奄美群島5町村(宇検、龍郷、和泊、知名、与論)の議会議員選挙(25日告示、30日投開票)の当選証書付与式が31日、各町村役場であった。当選した52人が証書を手に、議席を獲得した喜びと決意を新たにした。新議員の任期は9月14日から。5町村の議会はいずれも14日に臨時議会を開き、議長選を行う。(9面に関連記事)

 

 宇検村議選(定数8)は前回(2016年)に続き、2回連続の無投票。当選証書付与式で、4期目の当選を果たした吉永常明氏(66)は「連続無投票は残念だ。一方で若い新人議員が増えた。これからさらに議会が活性化するチャンスだと期待している」と話した。

 

 初の女性議員が誕生した龍郷町(定数10)の当選証書付与式で、重村洋一町選管委員長は「男女が共に活躍する新しい時代の幕開けとなった。町民の代表として町の発展に尽力を」とあいさつした。

 

 記録が残る1988年以降、最多得票(493票)でトップ当選した平岡馨氏(61)は「雇用促進や観光整備を訴えてきた。期待に応えられるよう気を引き締めて頑張りたい」と語った。

 

 和泊町(定数12)の当選証書付与式では、町選管の谷山俊秀委員長が当選者を激励。2回連続トップ当選の川畑宏一氏(37)は「100年先の未来を見据えた議論を重ね、町の発展と町民の幸せのため、まい進したい」と抱負を語った。

 

 知名町(定数12)の当選証書付与式は、町選管の西田盛起委員長が得票順に当選者に証書を手渡した。初陣でトップ当選を飾った川畑光男氏(66)は「知名町を活性化するため、教育振興や福祉の充実に全力で取り組みたい」と決意を口にした。

 

 与論町(定数10)の当選証書付与式では、町選管の港沢勝委員長の激励を受け、当選者を代表して最多得票の原栄徳氏(61)が「これから10人で力を合わせ、町と地域の発展、町民の生活向上のために全力で頑張ります」と抱負を述べた。