末広本通りに人呼び込む仕掛けづくり提案

2019年02月07日

政治・行政

末広本通りの歩道活用方法についてアイデアを出し合う参加者=5日、奄美市名瀬

末広本通りの歩道活用方法についてアイデアを出し合う参加者=5日、奄美市名瀬

 奄美市地方再生コンパクトシティ(CC)推進会議のまちづくり部会は5日、同市名瀬のAiAiひろばでワークショップを開いた。名瀬中心市街地で整備が進む都市計画道路末広港線のうち、昨年6月に供用開始された末広本通り(延長252メートル)の歩道活用方法を協議。出席者からは歩行者天国やオープンカフェなど、人を呼び込むためのさまざまな仕掛けづくりが提案された。

 

 推進会議は官民連携して中心市街地のにぎわいを再生しようと1月に発足した。まちづくり部会はその下部組織で、商業関係者や民間団体、市担当者らでつくる。推進会議で設定されたプロジェクトテーマに対し、具体的なプランを練る。

 

 今回の検討対象になった末広本通りは中心商店街を走るメインストリートの一つ。総幅員16メートルのうち、両側歩道はそれぞれ4・5メートルの幅がある。事務局案では、歩行空間を除いた歩道幅員1・5メートル部分を利用範囲に設定。プラン実行に当たっては道路占用許可特例制度の活用を前提とする。

 

 初会合は末広本通り会や市通り会連合会、株式会社まちづくり奄美、行政など20人が参加した。

 

 提案ではオープンカフェ、ストリートライブ、ヒカンザクラの花見、軽トラ市などのほか、「情報発信のためのネーミングも大事」といった意見も聞かれた。利用空間の狭さや安全面への配慮から「毎週歩行者天国にしてはどうか」との提案もあった。

 

 事務局側は部会で出たアイデアや通り会との協議を基に、本年度中にプランを作成する方針。