県民連合が住用町市採石場視察

2015年05月19日

政治・行政

採石場を視察する県議会県民連合の一行=18日、奄美市住用町

採石場を視察する県議会県民連合の一行=18日、奄美市住用町

 鹿児島県議会の社民、無所属議員でつくる県民連合(柳誠子会長)は18日、大雨に伴い土砂流出が発生している奄美市住用町市集落の採石場などを視察し、住民らと意見交換を行った。柳会長によると、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)代替基地建設に絡み、奄美大島と徳之島で埋め立てに使用する土砂採取計画を見極めることなどで来島した。元県議の二牟礼正博氏と奄美市議の関誠之氏が同行した。一行は市道沿いの採石場の安全性をチェックした。対応した市集落の田川一郎区長は「雨が降ると土砂が崩れて道路が埋まる。業者は道路復旧するために土砂を海に落とす。海の土砂を回収してほしいとお願いするが何もしない。大島支庁は何もしてくれない。どうか現場を見てほしい」などと訴えた。