4㍍超の大物御用 名瀬地区漁業集落

2019年11月07日

政治・行政

4㍍超の大物御用 名瀬地区漁業集落

4㍍超の大物御用 名瀬地区漁業集落

 奄美市の名瀬地区漁業集落(徳永正士代表)は6日、名瀬港沖合でサメの駆除活動を行った。前日に設置した仕掛けにイタチザメなど2匹がかかり、回収して解体処理した。1匹は約300㌔、体長4㍍を超える大物だった。

 

 駆除活動は国の離島漁業再生支援交付金を活用して毎年2回程度実施。名瀬沿岸部ではサメの目撃情報が多く漁業被害も相次いでおり、同集落は6月にもイタチザメ2匹を駆除している。

 

 同日は奄美市住用町と大和村、種子島の漁業集落関係者らも研修で参加。漁船3隻に乗り込み、名瀬港の約2㌔沖合で作業を行った。

 

 イタチザメは凶暴で危険なサメ。徳永代表(71)は「取ったサメは過去最大のサイズ。ホタ(アオダイ)などの漁や漁具への被害も多く、今後も駆除を継続していきたい」と話した。