喜界町の城久遺跡、国史跡に
2017年06月17日
地域
国の文化審議会(馬渕明子会長)は16日、喜界町山田の「城久遺跡」(4万9257平方㍍)を国史跡に指定するよう松野博一文部科学大臣に答申した。官報告示を経て正式に指定される。県内の国史跡指定は29件目。奄美からは今年2月指定の「面縄貝塚」(伊仙町面縄)に次いで7番目。喜界町では初めてとなる。11世紀後半以降に形成された琉球・奄美地域の交易圏で中心的な役割を果たしたと考えられ、「考古学と文献史学の双方から南島社会の変遷を知ることができる希少な遺跡」と評価された。