営業停止状態にいら立ち 奄美市名瀬小浜町の市道
2018年10月08日
地域
「車が通れなければ、宿泊客を受け入れられない」―。土砂崩れで通行規制が続く奄美市名瀬の市道小浜28号線が通る丘の中腹でゲストハウス経営に携わる女性(54)は、事実上の営業停止状態にいら立ちを募らせる。
土砂崩れがあったのは先月30日夕。10月6日から片側交互通行が可能となったが、一般車両は通行時間が限定されている。先月4日から出張でゲストハウスを利用している30代男性は「通行時間帯と出勤時間帯が合わなければ、結局、坂道を歩くしかない」と話す。
市道の全面復旧時期は未定。片側交互通行の時間制限解除について市側は「安全を確認した上で判断する」としている。
ゲストハウスの予約は少なくとも14日まで受け付けられず、埋まっていた予約も全てキャンセル。女性は「いつ予約を再開できるか分からない。通行制限時間解除のめどが分からないので判断できない」とため息をついた。