外国人観光客にも好評 大阪で奄美黒糖焼酎祭り
2019年05月11日
地域
「奄美黒糖焼酎の日」の9、10の両日、大阪市北区の天神橋筋二丁目商店街で「奄美黒糖焼酎祭り」があった。8蔵元が20銘柄を振る舞いながら販売。来場者は、奄美にだけ製造が認められた黒糖焼酎の味と香りを楽しんだ。
鹿児島県大阪事務所が主催し、喜界島酒造(喜界町)、渡酒造(奄美市)、弥生焼酎醸造所(奄美市)町田酒造(龍郷町)、奄美大島開運酒造(宇検村)、奄美酒類(徳之島町)、沖永良部酒造(和泊町)、新納酒造(知名町)が出展した。
天神橋二丁目商店街は大阪天満宮へと続くアーケードを備えた大規模商店街。南森町駅前に設けられた特設ブースは大勢の人でにぎわった。
蔵元の担当者や4代目ミス奄美黒糖焼酎の小森園明音さんが試飲などで、くせがなく、甘い香りがする黒糖焼酎ならではの魅力をPR。醸造方法や好みに合った飲み方を丁寧に説明した。購入者を対象にミニボトルなどが当たる抽選会も好評だった。
観光で来日していたイギリス人の30代男性は「素晴らしい香り。ピュアな味には清々しさを感じる。5年古酒にはウイスキーにも通じる味の深みを感じる」と話した。
沖永良部酒造の德田実道取締役は「開始早々に完売する銘柄も出た。大きな手応えを感じている。試飲は黒糖焼酎の認知度向上への第一歩。今後も蔵元が連携した広報活動を通じて、奄美群島と黒糖焼酎のPRを積極的に展開したい」と話した。