宮古崎トンネルを親子で見学 大和村国直
2019年03月05日
地域
奄美市―大和村間に建設中の宮古崎トンネルを見学するウオーキングツアーが3日、大和村国直集落であった。小学生とその保護者ら75人が参加。普段入ることのできない坑内を歩き、トンネル整備の必要性について理解を深めた。
同トンネルは主要地方道名瀬瀬戸内線の奄美市名瀬根瀬部―大和村国直を結ぶ。峠越えを解消することで防災面や日常生活の利便性の向上につながると期待されている。全長約2・3㌔、高さ7㍍、幅約10㍍。2017年に着工し、今年8月の貫通を予定している。
ツアーは県建設業協会と県大島支庁建設部主催。参加者は国直側から約1・8㌔の掘削面まで歩いた。児童たちは大きな掘削機のゴンドラに乗り、トンネルの天井に触れて歓声を上げた。
昨年も参加した奄美市立朝日小5年の矢野琥太郎君は「一年間でこんなに工事が進むのかと驚いた。開通後トンネルを通るのが楽しみ」と話した。