廃止路線バス代替運行開始 今里―大棚間で大型タクシー 大和村
2018年10月03日
地域
バス路線の一部廃止に伴い大和村は1日、今里―大棚間で大型タクシー(乗車定員11人以下)による代替運行を開始した。利用料は無料。当面は2019年3月末まで継続する方針。19年度以降について、村企画観光課は「12月までの利用状況などを見て、村営以外の選択肢も含めて検討する」と話した。
代替運行は大島タクシー(本社・同市名瀬)に委託した。平日が上下線各6便、土日祝祭日は同3便。名瀬方面に行きたい場合は、㈱しまバス(本社・奄美市名瀬)が運行する大棚発着の路線バスに乗り継ぐことができる。
しまバスは1日、慢性的な運転手不足などを理由に村内を運行するバス路線を縮小した。便数は平日が増減なしの上下線各8便、土日祝祭日は1便減の同5便。経路は平日、土日祝祭日ともに上下線各2便のみが従来通りの今里―名瀬間での運行となる。
利用第一号の同村名音の森カエ子さん(69)は「奄美市名瀬に孫の運動会を見に行く。バスはよく利用するので、代替運行はありがたい」と話した。