探索犬との触れ合い楽しむ 大和村で自然フェスタ
2019年03月25日
地域
奄美マングースバスターズ主催の「自然フェスタ」が24日、大和村思勝の環境省奄美野生生物保護センターであった。マングースの生体観察やマングース探索犬との触れ合い体験などがあり、家族連れなどでにぎわった。
マングース防除の意義と成果を知らせる目的で開いた。マングースは1979年、ハブ対策などで奄美大島に放された外来種。希少種など在来の動物を捕食して生態系に影響を与えている。同省は2000年に本格的に防除へ乗り出し、05年に専従の奄美マングースバスターズを配置した。
フェスタでは、マングースの低密度化に伴って2007年導入した探索犬や研究用に飼育しているマングースを公開した。子どもらは手でなでたり、一緒に走ったりして探索犬と触れ合った。
生き物展示コーナーではアマミタカチホヘビやアマミアカガエルといった群島内の固有種も展示された。同センター付近の遊歩道沿いの草木の間に目立たないように置いた人工物を探すネーチャーゲーム・カモフラージュもあった。
笠利小学校3年の武秀吉君(9)は「初めてマングースを見た。コウモリみたいな顔をしていた。探索犬は触ってもおとなしかった」と話した。