新給食センター建設が起工 知名町
2018年10月10日
地域
知名町立給食センター建設工事の起工式が9日、同町瀬利覚の現地であった。役場職員や町議、工事関係者ら約50人が出席し、工事の安全を祈った。2019年7月末に完成予定。約1カ月間の職員研修などを経て同年9月の運用開始を目指す。
1972年に建設された現給食センターの老朽化に伴う建て替え。国の学校給食施設整備事業に関する交付金を活用。外構工事や現センターの解体など19年度発注分を除いた事業額は8億1948万円。うち本体工事が7億5654万円。
場所は知名中学校の近く。建物は鉄筋コンクリート造り平屋。床面積は1371平方㍍で、現センター(394・5平方㍍)の3倍超となる。
衛生管理の徹底を図るため調理場は床に水を流さず乾いた状態で調理や洗浄作業を行えるドライシステムを採用。食育に必要な機能として調理作業工程の見学スペースや研修室に加え、アレルギー食対応の専門調理室なども備える。
同町では本年度、5小学校、2中学校に約650食の給食を提供している。新たな給食センターは1日最大800食の調理が可能。
起工式で、今井力夫町長は「子どもたちの健やかな成長のため血税を使い建設されるこの給食センターが、将来の知名町、日本を担っていく子どもたちを大きく育てていくことを祈念する」とあいさつした。