暁さん、児玉さんに満百歳の祝い状 奄美市
2020年01月16日
地域
奄美市は、今月100歳の誕生日を迎えた同市の暁トキさんと、児玉トキさんに敬老祝いの賞状と祝い金を贈った。
暁トキさんへの贈呈式は12日、同市名瀬の次女かおりさん(70)宅であり、親族や奄美市の永田孝一高齢者福祉課長らが長寿を祝った。
暁トキさんは同市笠利町笠利出身。同郷の夫・好蔵さん(故人)は教員として生計を立て、暁トキさんは機織りで家計を助けた。2男2女を育て上げ、現在は孫4人、ひ孫2人。
病気療養で市内の病院に入院していた暁トキさんだが、誕生日を機に退院。同居するかおりさん宅にはこの日、親族15人が集まり、にぎやかなパーティーで「おしゃべりが長生きの秘訣(ひけつ)」という暁トキさんを祝福した。贈呈式では内閣総理大臣からの賞状も贈られた。
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児玉トキさんへの贈呈式は15日、通所する介護老人保健施設虹の丘(喜入厚施設長)=同市名瀬=であった。児玉トキさんは家族や通所者、奄美市の奥田敏文保健福祉部長らと100歳の節目を喜んだ。
児玉トキさんは同市名瀬小宿出身。同郷の夫・稔さん(故人)との間に2男1女。現在、孫7人、ひ孫7人。80歳ごろまで大島紬の機織りをしていた。
児玉トキさんは贈呈式で「みんなにお祝いしてもらって幸せ者です。みんなも元気で長生きしてください」とお礼を述べた。式後、「よく体を動す。歌うことも大好き。得意な島唄は塩道長浜」と健康の秘訣を語っていた。