更生保護サポートセンター開所 南大島保護区・徳之島町亀津
2018年05月20日
地域
【徳之島総局】法務省鹿児島保護観察所(深草敏朗所長)と南大島保護区保護司会(大田英勝会長)は18日、徳之島町亀津に南大島保護区の更生保護サポートセンターを開所した。センターは保護司が地域の関係機関団体と連携しながら、地域で更生保護活動を行う拠点施設。県内では10カ所目、大島地区では初めて開設された。
サポートセンターは法務省が2008年度から整備を進めている。今年3月末現在、全国に501カ所にある。経験豊富な「企画調整保護司」が常駐して、保護司の処遇活動に対する支援や関係機関との連携による地域ネットワークの構築などを進めている。更生保護ボランティアの会合や更生保護活動に関する情報提供の場としても活用されている。
南大島保護区保護司会は徳之島、沖永良部島、与論島の計39人が活動する。犯罪や非行をした人たちの相談を受けたり、指導助言を行ったりして立ち直りを支え、犯罪や非行防止の啓発活動をボランティアで行っている。
サポートセンターは徳之島町が所有する亀津南区の2階建てビルの1階に設置した。センター前で、深草所長や高岡秀規町長、大田会長ら関係者代表がテープカットし、町内のホテルで開所式・祝賀会を開いた。
大田会長は「今まで個人宅で行っていた面接をセンターでできることで、保護司やその家族の負担が軽減される。更生保護に一人一人が頑張り、地域の安全安心に貢献する保護司会にしたい」と話した。