海外からの来島者もてなす シンポで滞在の米国人ら参加 奄美市でイングリッシュカフェ

2023年08月09日

地域

ウクレレ演奏などで和やかに国際交流を広げたイングリッシュカフェ=8日、奄美市名瀬

台風6号の影響が長引く中、奄美大島に滞在している海外からの来島者をもてなそうと、奄美国際懇話会(保宜夫会長)は8日、奄美市名瀬のホテルで「イングリッシュカフェ」を開いた。同市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)で当初7日から開催予定だった「国際交流STEAMシンポジウムIN奄美」の発表者や地元住民ら14人が参加し、英語を交えて和やかに会話を楽しんだ。

 

シンポジウムは台風により一部を除き中止・縮小となったが、米国から訪れた18人は12日頃まで島内に滞在する予定だ。イングリッシュカフェは毎月第3土曜日に実施しているが、保会長が「台風で外に出られず退屈している人たちに奄美滞在を少しでも楽しんでほしい」と急きょ交流の場を設けた。

 

参加者はそれぞれ英語で自己紹介した後、出身地や趣味などについて自由に会話した。ウクレレを持参した参加者らが演奏も披露し「カントリー・ロード」など英語の歌で国際交流を広げた。

 

米国人の参加者らと一緒にウクレレを弾いた迫田寿恵さん(71)=同市名瀬=は「語学もウクレレも両方できてとっても楽しかった」と笑顔。カリフォルニア州立大学の美術教育学元教授、テレサ・コットナーさんは「奄美に来るのは3回目だが、台風を経験するのは初めて。あと数日いるので、もっと地元コミュニティーと交流できる機会があれば」と期待した。