老若男女で田植えに汗 和泊町後蘭
2022年04月19日
地域

一列になり、田植えをする後蘭集落の住民ら=16日、和泊町
和泊町の後蘭地区住民らは16日、地域の田んぼで田植えを行った。有志でつくる後蘭瑞穂の会(前田重治会長)の主催。住民や内城小の児童ら30人余りが田んぼに入って共に汗を流し、先人の生活に思いをはせた。
後蘭は古くから米どころとして知られ、1970年代ごろまで稲作が行われていた。瑞穂の会での取り組みは「稲作の伝統を守り伝え、地域の活性化につなげよう」と2016年から実施している。
田植えでは、老若男女が一列に並び、目安となるひもに沿って、もち米とうるち米の苗を手植えした。児童らも年長者にこつを教わりながら、作業に励んでいた。
前田会長は「今は米を店で買い、どのように作られるか知らない子もいるはず。稲作体験を通して、昔の人の暮らしや、自然の営みについて子どもたちに伝えられれば」と話した。
収穫は8月初旬ごろの予定。