野菜を食べて、防げメタボ 健康増進課が啓発キャンペーン 奄美市
2024年05月19日
地域
奄美市健康増進課は18日、同市名瀬のタイヨー浦上店で「野菜摂取啓発キャンペーン」を実施した。厚生労働省が生活習慣病予防や健康維持のために推奨する1日の野菜摂取量は350グラム以上。栄養士や健康づくり推進員らが島野菜レシピ集や旬の野菜の豆知識付きティッシュなどを配り、健全な食生活を呼び掛けた。
同市は、平均寿命が国や県に比べて短く、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の割合が高いという地域の健康課題を背景に、2023年度から同キャンペーンを展開。食生活や健康意識の向上につなげる狙い。
会場には、野菜350グラムの実際量の展示をはじめ、普段の摂取量を数値として〝見える化〟するための計量コーナーが設けられており、栄養士らは体験者に食事に関するアドバイスなどを送っていた。
家庭菜園でさまざまな野菜を育てているという同市の仙田節子さん(75)は「日頃から野菜はしっかり取るよう心掛けており、レシピ集をもらったので、早速挑戦したい」と話した。
野菜摂取啓発キャンペーンは、28日午後2~4時、奄美市名瀬のタイヨー平田店でも開催される。