電飾で住民を元気に 赤木名青年団が企画 奄美市笠利町
2020年12月07日
地域
奄美市笠利町の県道沿いにある外金久公園一帯で5日夜、イルミネーションが始動した。コロナ禍の世の中に希望の光がともり、住民を元気づけている。
住民らが楽しみにしていた集落の各種行事が新型コロナウイルスの影響で規模縮小や中止となる中、「クリスマスや正月に向けて少しでも皆の気持ちを明るくしたい」と外金久、中金久、里の3集落で構成する赤木名青年団が企画した。
赤木名通りの街路樹を彩るイルミネーションはソーラーパネル式。等間隔に約20基設置した。公園内の電飾は、昨年まで個人で飾り付けをしていた外金久集落の副区長・有川貞好さんから作業を引き継いだもので、電気は有川さん宅から引いているという。
午後7時に打ち上がった奄美群島一斉花火(Island Pic実行委員会主催)に先立ち、カウントダウンで点灯。花火見物の帰路を照らす鮮やかなイルミネーションに住民らは足を止めて見入っていた。
赤木名青年団の野島志歩団長は「見た人の心が温まってくれたら」と話した。
イルミネーションは1月5日ごろまで点灯する予定。