6日以降離陸か 緊急着陸のオスプレイ 奄美空港
2018年06月06日
地域
奄美市笠利町の奄美空港に4日午後緊急着陸した米軍の輸送機オスプレイ1機は、5日も同空港にとどまり、エンジン始動など大きな動きはなかった。県港湾空港課には、5日夜も同空港に駐機するとの情報が寄せられており、離陸は6日以降になる見込み。
奄美空港に緊急着陸したオスプレイは、今年夏に東京の横田基地に正式配備が予定されている米空軍のCV22型機。4日、横田基地から山口県の岩国基地を経由して沖縄県の嘉手納基地に向かう途中、機体の異常を示す警告灯が点灯した。
着陸機の周囲では5日、乗組員がローター(回転翼)やエンジン部などをチェックする様子が見られた。奄美空港を離発着する航空機も平常通りに運航され、驚いた様子で駐機場のオスプレイをながめる乗客や空港利用客らの姿もみられた。
同空港へのオスプレイ緊急着陸は2017年6月と今年4月に続いて3回目。奄美ブロック護憲平和フォーラムの城村典文事務局長は「奄美空港が事実上の中継地となっており、米軍機による利用常態化を招きかねない」と指摘している。