「おもひでの大島紬展」始まる 23日まで、一村美術館 県大島支庁主催

2024年01月13日

地域

県奄美パーク・田中一村記念美術館で始まった県大島支庁主催「おもひでの大島紬展」=12日、奄美市笠利町

奄美群島内外から寄せられた大島紬の着物を持ち主らの思い出と併せて紹介する企画展「おもひでの大島紬展~まとう喜び、めでる楽しみ、つむぐ縁~」(県大島支庁主催)が12日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で始まった。23日まで。

 

大島紬の精巧な柄と製造技術を伝え、奄美に根付く身近な存在であることを再認識してもらうことを目的に初めて開催。本場奄美大島紬の職人や群島内外に住む奄美出身者らから寄せられた着物約40点を並べ、一着一着を巡る思い出の説明文も添えている。

 

本場奄美大島紬協同組合が認定する「紬美人」の中西奈津美さん(28)=同市名瀬=は、母と共に来場。父が出展した着物などを見て回り「世代を超えて受け継がれる紬の魅力を改めて実感し、誇りに思う。自分も大切に守っていきたい」と語った。

 

同館企画展示室で入場無料。休館日(17日)を除いて各日午前9時から午後6時まで開催している。