「伊達直人」が奄美市へマスク寄贈

2020年05月12日

地域

朝山奄美市長宛てに寄付されたマスク1500枚=11日、市役所

朝山奄美市長宛てに寄付されたマスク1500枚=11日、市役所

 奄美市は11日、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物からサージカル(医療用)マスク1500枚の寄付があったと発表した。市は医療機関や福祉施設をはじめ、マスクを必要としている現場へ提供する方針だという。

 

 市企画調整課によると、同日午後、朝山毅市長宛てにダンボール1箱が郵送で届いた。中にはマスク50枚入り30箱があり、「わずかばかりの数ではございますが、マスクを送らせていただきます」などと書いた手紙が添えられていた。

 

 寄付を受け、朝山市長は「誰もが苦しむ中での陰徳に心から感謝する。1日も早い事態の収束を祈りつつ、マスクを有効に活用したい」と語った。

 

 同課によると、4月中旬以降に個人や団体から市へ寄付されたマスクは合計約8千枚。匿名での寄付は今回が初めてだという。