「気配り運転を」 キクを配って安全呼び掛け 沖永良部島

2022年12月10日

地域

来店客にキクを配るキャンペーン参加者=9日、和泊町

沖永良部島のキク生産者や農協、防犯団体などは9日、和泊、知名両町の商業施設で来店客らにスプレーギク計100束を配り、「気配り運転」を呼び掛けた。

 

菊配りは、県内のスプレーギク生産者でつくる県スプレーギク研究会が消費拡大イベントとして取り組んでいる。沖永良部島地区では毎年、年末年始特別警戒活動に合わせて行い、地域安全モニター、防犯ボランティア、沖永良部地区防犯協会、沖永良部署などと一緒に活動した。

 

和泊町では約20人が参加。スプレーギクの花束と共に防犯や交通安全のチラシやグッズを配った。同研究会副会長で沖永良部島花き専門農協菊部会長の平山信一さん(53)は「正月には花を供え、先祖を大事にしようという花育も絡めている。皆さんに花を使っていただきたい」と語った。

 

沖永良部署の茗ケ迫典昭次長は「年末年始、人、物の流れが激しくなり、事件事故の多発が予想される。自治体、防犯団体が連携して安全安心なまちづくりに取り組みたい」と話した。