「集落内は減速を」 住用町の国道で呼び掛け 春の全国交通通安全運動

2023年05月13日

地域

車のドライバーに笑顔で啓発セットを渡し交通安全を呼び掛ける街頭キャンペーン参加者=12日、奄美市住用町

春の全国交通安全運動(11日~20日)に合わせた交通安全キャンペーンが12日、奄美市住用町の市役所総合支所前の国道58号沿いであった。同支所や地域交通安全推進協議会、奄美署、地元の婦人会などから約20人が参加し、車の運転手に交通安全の啓発チラシとあめ玉約80セットを配布。笑顔で「安全運転でお願いします」などと交通事故防止を呼び掛けた。

 

国道58号は、奄美大島北部の奄美市笠利町と南部の瀬戸内町を結ぶ幹線道路。キャンペーン実施場所の近くには昨年7月に奄美世界遺産センターがオープンするなど、レンタカーを含め交通量が増加傾向にある。

 

キャンペーンは交通安全母の会住用支部(都八代美支部長)が主催。約20分間、行き交う車の運転手に声を掛けて「思いやりを込めて安心・安全」などと書かれたチラシを手渡した。

 

母の会の都支部長は「住用は(名瀬と瀬戸内町や宇検村間の)経由地点でもあり、スピードを出す車が多い」と説明。

 

城集落婦人会の大井かおりさんは「集落内は高齢者も多く減速を」、同支所総務課の師玉当太さんは「国道は児童生徒の通学路でもあり、スピードを落としてほしい」などと話し、歩行者らに配慮した「優しい運転」を求めた。