いろんな職業、体験学習 名瀬商店街に特設20ブース

2022年03月15日

地域

「おしごとテーマパーク」でさまざまな職業を体験する子どもたち=13日、奄美市名瀬のなぜまち商店街

奄美大島のさまざまな仕事を子どもたちが体験する「おしごとテーマパーク」が13日、奄美市名瀬のなぜまち商店街であった。島内の自然や治安を守る仕事、伝統産業の大島紬に関する仕事など20の体験ブースが並んだほか、奄美大島で運行されている「しまバス」の体験乗車などもあり、家族連れでにぎわった。

 

幼児や小学生を対象に、働く楽しさや地元の仕事の魅力を感じて将来の担い手になってもらおうと奄美市が主催。あまみエフエムが企画・運営した。

 

会場には大島紬の機織りや実店舗での販売体験、ラジオ放送、警察や自衛隊、客室乗務員などの専門職などさまざまな職業のブースが並んだ。警察のブースでは指紋採取、天気関係(測候所)では竜巻や雲を疑似的に作るコーナーが設けられるなど、子どもたちはそれぞれ選んだワークショップで職業を体験。保護者も経験を楽しみながら、興味深そうに学んでいた。

 

ラジオのパーソナリティーに挑戦した久保仁愛くん(6)は「ドキドキして泣いちゃったけど、いっぱい考えてしゃべった。楽しかった」と感想。自衛隊の制服を試着した坪野優津奈ちゃん(7)は「かっこいい制服が着れてうれしかった」と笑顔で話した。

 

同イベントは例年、県建設業協会奄美支部が主催する土木フェスタの一環として名瀬港観光船バースで開かれていたが、新型コロナウイルスの影響で今年は商店街での開催となった。