シマ博開幕、通年実施へ

2019年07月02日

地域

来島者にガイドブックを手渡してシマ博をPRする観光関係者ら=1日、奄美市笠利町

来島者にガイドブックを手渡してシマ博をPRする観光関係者ら=1日、奄美市笠利町

 奄美群島で行われる体験交流イベント「あまみシマ博覧会2019」が1日、始まった。今年から通年型(一部は時期限定)にリニューアルし、来年3月31日まで計155の体験型プログラムを展開。インバウンド(訪日外国人)を意識して英語対応のメニューも増やした。初日は各島の空港でオープニングセレモニーが行われた。

 

 シマ博は着地型・体験型の観光企画として2010年スタート。例年夏と冬の年2回実施していたが、来島客の要望を受けて通年開催に切り替えた。

 

 今回新たに加わったのは小宿十五夜敬老豊年祭体験(9月8日)やハーブボール作り、喜界島プチトレイルツアー、赤土新ジャガイモ収穫(冬限定)など。今年も島々の多様な個性と魅力を堪能できるイベントが満載だ。

 

 島別メニュー数は奄美大島87(うち加計呂麻島1)、喜界島20、徳之島16、沖永良部島5、与論島13。ほかインバウンド対応計14プログラムは、新規の喜界島や沖永良部島を含め全島に用意した。

 

 奄美市笠利町の奄美空港では1日、観光関係者らが到着客にガイドブックを配布して宣伝した。

 

 事務局の奄美群島観光物産協会の榮野知美サブリーダーは「もともと通年実施できるプログラムも多かった。住民と触れ合える体験型観光は満足度が高い。地元の人も地域の面白さに気付くきっかけになれば」と話した。

 

 参加希望者は各プログラム案内人への事前申し込みが必要。連絡先はガイドブックやシマ博公式ホームページに掲載している。