中島章さんがスプリングコンサート

2018年05月01日

地域

「島のブルース」を歌う中島さん(前列右から2人目)と出演者=29日、奄美文化センター

「島のブルース」を歌う中島さん(前列右から2人目)と出演者=29日、奄美文化センター

 奄美歌謡の第一人者、中島章さん(67)のスプリングコンサート(南条かつみ音楽事務所主催)が29日夜、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。中島さんは自身が作曲した曲、懐かしい昭和の歌謡曲を含めて12曲を熱唱。「章節」が聴衆を魅了した。

 

 中島さんが前面に出るコンサートは今回が初。中島さんと長年の親交があり、両親と同郷の南条かつみさんらが企画。日舞やフラダンス教室、中島さんの歌謡教室の受講生も賛助出演した。

 

 コンサートは①歌の競演②中島章オンステージ―の2部構成。1部は南条さんをはじめ奄美各地の歌手10人が得意の1曲を披露。2部は中島さんが作曲した「あゆの郷」で幕を開けた。

 

 ステージは歌あり、踊りありと多彩。久永美智子さんとのデュエットもあった。途中、長女と次女、孫からメッセージが贈られると、「家族と支えてくれた人々に感謝したい」と涙ぐむ場面も。出演者全員で「島のブルース」を歌い締めくくった。

 

 中島さんは元奄美市の職員。2002年、「奄美の女」でCDデビュー。昨年、デビュー15周年を迎えた。