事例発表で学び合う 知名町で「ゆめ・ときめき交流研修会」 南三町老連

2022年12月09日

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事例発表などで学び合った南三町老連ゆめ・ときめき交流研修会=7日、知名町

第41回南三町老連ゆめ・ときめき交流研修会(知名町老人クラブ連合会主催)は7日、知名町フローラル館であった。和泊、知名、与論3町から会員約120人が参加。研究討議で各町の事例発表から学び、交流を深めた。

 

知名町老人クラブ連合会の淵邊精四郎会長は「コロナ禍、3年ぶりに盛大に行われることを喜びとするところ。少子高齢化で大変な時代になるが、われわれ老人クラブ会員は、健康で元気で支える側に回りたい」と呼び掛けた。

 

研究討議のテーマは「『健康・友愛・奉仕』の全国三大運動をどのように取り組んでいるか」。与論町叶集落「夢叶クラブ」若手副委員長の福由美子さんはサロン活動について発表。健康体操、料理教室などの取り組みを振り返り、「自分が楽しいと思うことが一番大事」などと活動の魅力を語った。

 

和泊町は和泊字北長寿クラブの徳愛子会長が登壇し、定例会や美化作業など日頃の活動を紹介。活動の課題として▽役員のなり手がいない▽若手会員が少ない│などを挙げ、「若い人たちに会の存在意義を理解してもらい、若い会員が高齢の会員を支えながら積極的に関わってもらえるようにしたい」と述べた。

 

知名町住吉真水会の西川政雄副会長は、会長不在で3年間の休会を経て活動を再開した経緯などを説明。今後の課題として「子ども会との触れ合いが希薄にならないよう、自分たちが体験した戦争の話や地域の偉人の話など語り継ぐのも私たち老人会の役目だと痛感している」などと語った。

 

航空自衛隊第55警戒隊長沖永良部島分屯基地司令の内田千賀さんが「いつも空を守ってます」と題して講演した。研修会後は情報交換会があり、演芸発表などで盛り上がった。

研修会の前にはグラウンド・ゴルフ大会もあった。