健やかな成長願う 群島各地でサンガツサンチ

2022年04月04日

地域

無病息災を祈って子どもの足を海水に浸す家族=3日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

旧暦3月3日の「サンガツサンチ」に当たる3日、奄美群島各地で海開きや浜下れの行事があった。海水浴シーズンに向けて、官民の関係者らが海の安全を祈願したほか、初節句を迎えた子どもの成長を願う家族連れの姿が見られた。

 

奄美市名瀬の大浜海浜公園では、海開きの安全祈願祭と浜下れがあった。荒天の中、親子連れが海岸を訪れ、初節句を迎えた赤ちゃんの足を海水に浸して健やかな成長を願った。同市名瀬の富園紗緒里さん(33)は娘の李玲ちゃん(10カ月)を抱え、「笑顔いっぱいで、元気に大きくなって」と目を細めた。

 

サンガツサンチの恒例行事。公園を管理する谷木材商行が主催。浜下れは新型コロナウイルスの影響で中止が続き3年ぶり。参加者には赤ちゃんの足形を写した色紙をプレゼントした。