初日の出に多くの見物客 /愛鳥家らが干潟で探鳥会も

2018年01月04日

地域

喜界島上空の雲の切れ間に顔をのぞかせた初日の出=1日朝、奄美市笠利町の大瀬海岸

喜界島上空の雲の切れ間に顔をのぞかせた初日の出=1日朝、奄美市笠利町の大瀬海岸

 ○…2018年最初の1日早朝、奄美地方は晴れ間が広がり、各地で初日の出が見られた。奄美大島北部の海岸線には多くの見物客が繰り出し、空を黄金色に染めながら昇る朝日を拝み、新年を祝った。

 

 ○…奄美市笠利町の大瀬海岸ではNPO法人奄美野鳥の会(鳥飼久裕会長)の初日の出探鳥会があった。約20人の愛鳥家らが参加。午前7時15分ごろ、喜界島上空の厚い雲の切れ間に朝日が顔をのぞかせ、同7時半ごろ、雲の上部から干潟を鮮やかに照らし始めると、参加者から歓声が上がった。

 ○…探鳥会は元旦の恒例行事。この日はシギやチドリ、カモなど冬鳥を中心に22種を確認した。今年は同会の創立30周年の節目に当たる。高美喜男副会長は「今年は幸先がいい。多くの人が自然に目を向けてくれるように、初心に帰って地道な活動を続けたい」と話した。

冬鳥の観察を楽しんだ探鳥会参加者ら=1日朝、奄美市笠利町の大瀬海岸

冬鳥の観察を楽しんだ探鳥会参加者ら=1日朝、奄美市笠利町の大瀬海岸