大賞は福山さん（奄美市名瀬）　あまみフォト農美展

第２１回あまみフォト農美展（奄美群島農業農村整備事業推進協議会主催）の作品審査が９日、奄美市名瀬の県土地改良事業団体連合会大島事務所であった。甘い群島内から単写真と組み写真計５８点の応募があり、最高賞の大賞には福山由美子さん（８０）＝奄美市名瀬＝の組み写真「女性パワー」が選ばれた。

 

本年度のテーマは「農業が織りなす奄美の四季」。審査委員長の濱田康作さん（奄美市）ら審査員６人が、大賞と特別賞３点、入選７点、小中学生の部の入選１点、携帯電話写真部門の特別賞１点と入選５点を選んだ。

 

福山さんの受賞作は２０１５年から１９年にかけ、宇検村、喜界町、龍郷町で撮影したもの。農作業や豊年祭で活躍する女性の姿を４枚の写真に収めた。

 

講評で濱田さんは大賞について「地道に農作業に取り組む女性の姿が表現されている」と評価。応募作品全体については「女性の応募者が多く、日常生活に根ざした女性視点の温かみのある作品が多かった」と話した。

 

表彰式は新型コロナウイルスの感染防止の観点から、今年度も中止する。２２年度の農美展については、コロナ禍による写真撮影機会の減少などを考慮して休止する。（大賞以外の入賞者は後日掲載）