奄美で新たに27人 県内91人が感染 新型コロナ

2021年09月03日

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 【鹿児島総局】県と鹿児島市は2日、県内で新たに91人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。奄美群島在住者は4市町の男女計27人で、このうち16人は奄美市名瀬の奄美中央病院から広がったクラスター(感染者集団)関連。同クラスター関連の感染者は累計で39人となった。

 

 奄美群島在住の新規感染者の内訳は▽奄美市19人(10代~90歳以上の男性7人、女性12人)▽徳之島町4人(10~80代の男性1人、女性3人)▽龍郷町2人(90歳以上男性と70代女性)▽伊仙町2人(10代男女)―。

 

 奄美中央病院から広がったクラスター関連の感染者は、奄美市の男女15人と龍郷町の男性1人。

 

 県によると2日夕現在、奄美在住の感染者27人のうち13人が医療機関に入院しており、5人が宿泊施設に入所、9人が自宅待機中。奄美市の30代男性については感染経路が確認されていない。同日は奄美群島からの感染者の搬送はなかった。

 

 また、県内では新たに感染者2人が死亡。居住地や年代、性別は未公表で、死亡した感染者は累計で49人となった。

 

 県内の感染者数は2日現在、累計で8292人。1日現在、341人が医療機関に入院し、403人が宿泊療養、565人が自宅待機中。前日比で医療機関入院者は15人、宿泊療養者は25人、自宅待機者は76人それぞれ減少した。重症者は6人で、酸素投与が必要な中等症者は90人。

 

 1日現在、県内の最大確保病床使用率は58・3%で、人口10万人当たり新規感染者数(直近1週間)は52・94人となっている。