奄美大島ねこ対協がノネコ一時収容施設を整備へ

2017年05月05日

地域

改修してノネコの一時収容施設を整備する旧県立大島工業高校の職員住宅=奄美市名瀬

改修してノネコの一時収容施設を整備する旧県立大島工業高校の職員住宅=奄美市名瀬

 奄美大島5市町村でつくる奄美大島ねこ対策協議会は2017年度、山中で野生化した猫(ノネコ)を捕獲して一時収容する施設を整備する。奄美市名瀬の旧県立大島工業高校敷地内の職員住宅を改修し、約50匹を収容する飼育スペースを設ける。来夏の世界自然遺産登録の実現に向けて、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどの在来生物を襲うノネコを山から排除し、希少種の保護を図る。9月に運用開始を予定している。