奄美市名瀬の吉行さん、グリーンフラッシュ撮影

2019年08月02日

地域

太陽の頂に出現したグリーンフラッシュ=7月31日午後7時15分ごろ、大熊展望台で吉行さん撮影

太陽の頂に出現したグリーンフラッシュ=7月31日午後7時15分ごろ、大熊展望台で吉行さん撮影

 奄美市名瀬のアマチュアカメラマン、吉行秀和さん(60)は7月31日、同市名瀬の大熊展望台でグリーンフラッシュを撮影した。太陽が水平線上で繰り広げる「瞬間芸術」をとらえた。吉行さんは2013年以降、グリーンフラッシュを追い続けており、今年も出合えた。

 グリーンフラッシュは日の出や日没前、太陽の縁が瞬間的に緑色に輝いて見える現象。ほんの一瞬だったり、数秒続いたりとさまざまだ。大気が澄んでいること、地平線や水平線が見渡せることなど条件が整わなければ、なかなか見ることができない。

 この日は夕方まで晴れたり、曇ったりの天候。日没前、天気が良くなってきたため、吉行さんは「もしかして」と思い、自宅から近い大熊展望台に車を走らせた。午後7時15分ごろ、その時がきた。雲の間から顔を見せる太陽の頂にグリーンの光が見えた。

 ハワイやグアムではグリーンフラッシュを見ると、「幸せになれる」との言い伝えがある。吉行さんは「幸せのおすそ分けをしたい」と今回も本紙に写真を提供してくれた。