奄美市笠利B&G海洋センター自然塾

2018年08月16日

地域

貝殻などを使って工作を楽しむ参加者=15日、奄美市笠利町

貝殻などを使って工作を楽しむ参加者=15日、奄美市笠利町

 奄美市笠利B&G海洋センター主催の夏休み自然塾が13―15の3日間、同市笠利町の同センタープールや太陽が丘総合体育館、赤木名海岸などであった。同町と龍郷町から児童生徒19人が参加。レクリエーションや工作活動などを通して夏休みの思い出づくりを楽しんだ。

 

 子どもたちが奄美の自然の下で安全に交流、学習する場を提供しようと、本年度初めて開催。海岸でのカヌー体験やプールを利用した遊泳時の安全講習、テントでの宿泊体験などのプログラムが用意され、夏休みの課題や自由研究へ取り組む時間も設定。子どもたちは、互いに教え合う大切さも学んだ。

 

 15日は太陽が丘総合体育館で、海岸への漂流物を使った工作に挑戦。子どもたちは流木を利用したハンガー、貝殻やサンゴ片で飾りつけたフォトフレームなど、思い思いの作品づくりに取り組んだ。

 

 波に削られて角が丸くなった「シーグラス」と呼ばれるガラス片などを使ってアクセサリーづくりを楽しんだ阿部タニアさん(14)=赤徳中2年=は「身近な自然を利用した活動や体験を通して視野が広がった」、登尾姫空(きらら)さん(9)=赤木名小4年=は「カヌー体験やテントでの宿泊など、初めて体験することばかりで楽しかった。また参加したい」と話した。