子育て世帯の居場所オープン 与論町「ASiBee」

2022年07月29日

地域

子育て世帯の居場所としてオープンした「ASiBee」=26日、与論町

与論町にこのほど、子育て世帯の居場所となる施設「ASiBee(アシビー)」がオープンした。子育ての情報集約をはじめ、妊婦や父母、祖父母の憩いの場、雨天や日差しが厳しい日中の赤ちゃんとの遊び場、小学生の集まり場など、多世代が利用、交流できる場となっている。

 

同町のNPO法人よろん出産子育て応援隊あんまぁ~ず(内野正世理事長)が県の「かごしま地域活性化協働推進事業」の採択を受け、今月7日に開設。施設は夕方~夜間に学習塾として利用されており、空いている日中に借用して運営している。

 

施設内には子育てに関する情報交換ができる掲示板や絵本、おもちゃのほか、授乳やおむつ替えができる個室を用意。営業日は火、木、金曜の午前9時~午後2時。8月からは土曜も営業する。ベビーマッサージや絵本の読み聞かせなど、さまざまな子育て支援イベントも開催している。

 

26日はNPO法人子どもアート支援活動まほろば(東京都)との共同企画で、キーホルダーとエコバッグづくりのイベントを開催。未就学児~小学生11人が参加し、絵を描いたり色を塗ったりして、自分だけの作品作りを楽しんでいた。

 

内野理事長(41)は「島の子育てに関する情報もここから発信していきたい。子どもと気軽に来られる居場所になっていければ」と話した。

 

施設の利用には、小学生以上月会費500円で利用者登録が必要。未就学児は保護者同伴で無料(保護者は利用者登録必要)。問い合わせはEメールyoron.anmas@gmail.com、ラインID@kap7973oよろん出産子育て応援隊あんまぁ~ずへ。