島一周300キロリレー出発 男女50人がたすきをつなぐ 奄美大島

2023年12月24日

地域

元気よくスタートを切った第1走者、名瀬小4年の米田花さん(中央)=23日、奄美市名瀬のおがみ山

名瀬チャレンジクラブ(西忠男代表)主催の「ぐるっと奄美大島一周300キロたすきリレー」が23日、発着点となる奄美市名瀬のおがみ山公園をスタートした。9~74歳の島内外の男女約50人が参加し、奄美大島の国道や県道など総距離約300キロをリレー方式でつなぎ、島内を一周。25日午前9時ごろのゴールを目指す。

 

同クラブは創立から30年以上にわたり、100キロマラソンや自転車ロードレースなどへの挑戦を続けてきた。今回は奄美群島の日本復帰70年を記念し「先人たちの歩いた道をなぞり、当時や昔の街並みに思いをはせることができたら」と西代表が企画した。

 

出発式で西代表は「無事、2日後にみんなでゴールできるよう頑張る」とあいさつ。安田壮平奄美市長も「70年前の先人たちも力を合わせ、日本復帰を成し遂げた。苦しいときもつらいときも互いに励まし合い、元気で完走を目指してほしい」と激励した。

 

第1走者は名瀬小4年の米田花さん(9)。週に3日、所属する津村陸上クラブで練習を重ねてきたという。安田市長からたすきを受け取り「気持ちよく走りたい」と復帰記念碑を背に、元気よく駆け出した。リレーには全国中学駅伝大会に県男子代表として出場した金久中の選手や、泉芳朗氏のおい泉宏比古氏らも参加する。

 

23日は奄美市から西部へ向かい大和、宇検村を経由し瀬戸内町西古見を目指す。24日は西古見から同町古仁屋、奄美市住用町、名瀬小湊、龍郷町を通り、奄美市笠利町用を回って赤木名へ。25日は赤木名から龍郷町安木屋場を回り、おがみ山公園へ向かう。