景色感じて、自転車で周遊 和泊町で観光・交流イベント 島内外17人参加、クジラ遭遇も

2023年03月25日

地域

和泊町役場を出発する参加者=21日

第1回WADOMARI CYCLING(和泊町土木課主催)は21日、同町役場を発着点にあった。島内外から9~76歳の男女17人が参加。自転車で町内を周回する約20キロのコースを走り、自転車や町の魅力を再認識した。

 

車移動から自転車利用への切り換えを促進することで、健康増進や観光・交流の活性化、環境負荷の低減などを目指す「むぅるほうらしゃプロジェクト」の一環。参加者は沖永良部署員による交通安全講話を受けて出発した。

 

海と畑が広がる島ならではの景色、風、においを体感しながらサイクリング。偶然、島近くを回遊するクジラにも遭遇し、一同自転車を止めて楽しんだ。

 

約2時間半かけて全員がゴール。参加者最高齢の盛勝彦さん(76)=同町=は「昨年新型コロナウイルス感染症にかかったのをきっかけに自転車を購入し、サイクリングは初めて。いろんな景色、若い人との交流を楽しめた。またサイクリングをしてみたいと思う」と満足した様子だった。

 

同イベントを企画した町地域おこし協力隊(チャリおこし協力隊)の小林彩夕里さんは「きついコースもあったが、皆さん笑顔で楽しんでくれていた。自転車を愛好する町民の顔合わせの機会にもなったのでは。今後も町民の声を拾いながら続けていきたい」と話した。