社員3人がマンゴー収穫体験 ジェイエア

2021年08月02日

地域

マンゴーの収穫作業を体験するジェイエア社員ら=7月31日、奄美市笠利町のそれいゆ果樹園

     日本航空(JAL)グループの航空会社J‐AIR(ジェイエア)は8月下旬、大阪国際(伊丹)空港で奄美大島・徳之島のフルーツやその加工品の販売会を計画している。販売会に先駆けて7月31日、ジェイエアのパイロットや客室乗務員ら若手社員3人が、奄美市笠利町の果樹園でマンゴーの収穫を体験した。社員らは「販売会では生産者の思いなども伝え、奄美大島、徳之島の魅力をPRしたい」と語った。

 

 ジェイエアは大阪国際空港を拠点に北海道から徳之島まで全国を広くカバー。販売会はそれぞれの就航地の魅力を発信し、物流網の強化や、地域の活性化を目的に企画された。

 

 ジェイエアの社員らは、販売会に向け、奄美大島の観光情報収集や作物の収穫を手伝うために7月30日から2泊3日で来島。31日は奄美市笠利町宇宿のそれいゆ果樹園を訪れ、農業用ハウスの中でマンゴーの収穫作業を体験。代表の勝島利美さん(60)から栽培の流れやコツ、苦労することなどを聞き取った。

 

 パイロットの古川雄一郎さん(37)は「ジェイエアは全国を広く細やかに結ぶ航空会社。社員の私たちも地域と地域を結び、活性化のお手伝いになる取り組みができないかとイベントを企画した」と説明。

 

 客室乗務員の宮前知世さん(26)は「ハウスの中は想像以上に暑く、生産者のこうした苦労の上で、おいしい果物が作られているのだと改めて感じた」。安永美咲さん(23)は「販売会では、栽培へのこだわりなど生産者の思いなどもお伝えしたい」と話した。

 

 販売会は8月26~29日の4日間。大阪国際空港旅客ターミナルで奄美大島、徳之島産の果実と、フルーツジュース、スイーツなどの加工品を販売予定。新型コロナの感染状況などにより日程変更や中止になる可能性もある。