笠利埼灯台を一般公開 即位奉祝行事で奄美海保

2019年10月23日

地域

家族連れなどでにぎわった笠利埼灯台の一般公開=22日、奄美市笠利町

家族連れなどでにぎわった笠利埼灯台の一般公開=22日、奄美市笠利町

  奄美海上保安部は22日、天皇陛下の即位慶祝行事で奄美市笠利町の笠利埼(かさりさき)灯台を一般公開した。秋晴れの下、家族連れや旅行客など284人が訪れ、普段は立ち入り禁止の灯台内部を見学。灯火のある上部から、360度の景色を楽しんだ。

 

 笠利埼灯台は本土と南西諸島や東南アジアを結ぶ重要な航路の目標として1962年3月に点灯。海抜約60㍍にある灯火は15秒に1回に閃光(せんこう)し、約38㌔先の喜界島まで届く。

 

 小宿小1年の萩原孝太君(7)は「初めて灯台の中に入った。中には多くの装置があってびっくりした。景色もよかった。機会があればまた来てみたい」と話した。

 

 会場では、今年が日本初の洋式灯台着工から151年、笠利埼灯台設置から57年になることや海上保安庁への緊急通報番号118番にちなみ、57、118、151人目の来場者に記念品を贈った。海上保安庁の制服を着た来場者の写真を貼りつけた缶バッジのプレゼントもあった。